『歯医者はなぜ予約が必要なの?』
こんにちは。
歯科医師の遠藤奈央未です。
歯医者に行ったことのある方は誰でも
こんな事を感じたことがあると思います。
『なんで歯の治療は予約を取らないといけないの?』
『予約がなくてもすぐ診てもらえるのでは・・・』
どこの歯医者も基本的に予約制です。
なぜなのでしょうか?
今回はその疑問にお答えします。
例えば、内科などでは患者さんの症状を聞いて診断がつくと
薬を処方し終了、という流れが多いと思います。
しかし歯の治療は違います。
歯科医師や歯科衛生士が実際に手を動かす処置がほとんどです。
そして治療には以下のように時間を要します。
1本の歯を治すには、まず検査結果をもとに診断をし、治療の計画を立てます。
そして、患者さんの予約時間に合わせて滅菌消毒した器具・機器を準備します。
こうした綿密な準備のもとに、ようやくしっかりとした治療ができるのです。
結果的に、1日に治療できる患者さんの数には限界が生じます。
歯医者が“予約制”である理由はそこに有るのです。
さらに、予約患者さんで治療スケジュールが丸1日すべて埋まっていると
駆け込みや急患の方への早急な対応が益々難しくなります。
これが“すぐに診てもらえない”理由なのです。
1人でも多くの患者さんの治療をしようとスタッフ一同日々心掛けておりますが
このような実情・実態があることもご理解していただけると幸いです。
投稿日:2019年3月25日 カテゴリー:お知らせ, スタッフ, ブログ