知覚過敏!?
むし歯でもないのに、歯磨きの際や冷たいものでキーンと歯がしみるという経験をされたことがある方は少なくないのではないでしょうか。
これが「知覚過敏」です。
この時期は冷たい食べ物や飲み物を口にする機会が多いので、こうした症状が増える時期です。
知覚過敏は、歯の表面のエナメル質が摩耗し、内部の象牙質が露出することで生じます。
象牙質の象牙細管という細い管に擦過や冷温刺激が加わることにより、歯の内部の神経が反応し痛みを感じます。
知覚過敏の主な原因としては、歯周病によって歯ぐきが痩せて歯の根が露出する、
過度のブラッシングにより歯の表面が摩耗する、
または、歯ぎしりやくいしばりで過度の力が歯に加わり、歯の根元が欠けてしまうなどが挙げられます。
初期の場合であれば知覚過敏を抑制する成分である
「乳酸アルミニウム」や「硝酸カリウム」などが配合された歯磨剤の使用により改善される場合もあります。
改善がみられない場合は、歯科医院にて象牙質の表面のコーティングや、詰め物をすることにより対処する場合もあります。
また、噛み合わせが原因となっている場合は噛み合わせの調整を行います。
当然ながら歯がしみるイコール知覚過敏ではありません。
むし歯や歯周病の可能性もありますので、気になる症状がある方はご相談ください。
投稿日:2018年7月3日 カテゴリー:お知らせ, ブログ, 予防歯科